鰻モドキ

  • 2017.04.14 Friday
  • 11:38

 

 先日、とあるスーパーで、こんなモノを購入しました。

 

「カニあし」などと同じDNAをもつモノであります。

「本品は、うなぎではありません」「うな蒲(かま)ちゃん」「骨なし ふっくら食感」という表書きがあります。

コーいうモノの存在は以前から知っておりましたが、実際に目にしたのは初めてで(店陳されていても気がつかなかっただけかも知れません)、目した限りは、鰻専門家、鰻オタク、鰻評論家、鰻偏愛者、鰻ひと筋半世紀のワシとしては食せぬワケにはまいりません。

蒲鉾売場ではなくて、鮮魚売場辺りの鰻蒲焼コーナーにソッと置いてありました。

のようなモノ。

 

 見た目は、ま、カニあしより、さらにソックリさん度を増したように思われます。

 

白く粉をまぶしたように見えるのは、テカっているタレの輝きです。

蒲焼のタレと山椒粉が同封されており、ホンモノと同じようにして頂くシステムです。

さて、今、シマッタァ〜と後悔しております。このモドキの裏側を撮影しなかったからです。

鰻の皮に充たる部分が、別の食感の黒く薄い蒲鉾状のモノで作られ、貼り合わせた構造になっております。

 

 さて、食してみました。

 ん〜・・・・・結論から言うと、口に入れたらササササッと、あまりジックリ味わうコトをせずに飲み込むように心掛ければ、ま、「良し」、噛めば噛むほど、「ああ、シミジミと、コレは、やはり蒲鉾なのだなぁ」と、夢から醒め、現実を知るコトになります。

 つまり、味はタレの占める役割が大きく(無論、本体にもソレなりの味は付けてあるようですが・・・)、ソノ大まかな味を通り過ぎてしまうと、残されたのは、やはり蒲鉾なのであります。所詮、蒲鉾なのであります。だから、細かな情報を認知する前に喉を通過するようにしてやれば、鰻のような残像が口中に残される感じになります。

 ただ、今回ワタクシは実践しませんでしたが、熱々の炊き立てご飯に挟むように盛り付けてニヤニヤしながら食べれば、鰻丼素人、元々鰻蒲焼にさほど興味のない年に1度土用の丑の日に風物詩としてのみ食すという方の場合、「ん〜チョッと軟らかい、アッサリした鰻やったね、今年の」と、スルーするかも知れませんね。ええ。

 

 決定的な違和感は(ま、ワシのような鰻専門家にはナニを持って来ようが、モドキはモドキですが。無理なモノは無理。ならぬモノはならぬ。)、表面の焼きの質感と、身の滑らか過ぎる質感と、良い意味でのビミョーな臭さ、コノ3点が欠如しているコトです。

 しかし、以前、このブログでも触れました、鰻丼と称して鯰丼を出してきた鰻屋の鰻丼に似せた鯰丼の蒲焼(ああ、ヤヤコシ)より、マシかも知れません。

 ま、ソレなら、鰻蒲焼のタレだけを熱々ご飯にかけて、カッカッとかき込んだ方がよいかも。

 

 コーいうのは、食べる側より作る側の方が楽しいかも。

 開発の職人さんたちは、オモシロイでしょう。

 発案から試行錯誤の最中というのは、ニヤニヤしっ放しでしょうねぇ。

 「偽モノ」「モドキ」と堂々と表明し、合法的に人を騙すって、快感ですよ、間違いなく。

 

Thumbnail

●和モノ 【絵本『CONTON』】 http://www.youtube.com/watch?v=RA1t2ssZk_o
びごーじょうじ×KatsukiHarusuke
洋モノ  【CONTON English version】 Picture Book『CONTON』Joji Bigo×Harusuke Katsuki
Story and Pictures:Joji Bigo/Music:Harusuke katsuki/Translated:Yukiko Nakata

 

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